アイフォーコム株式会社

“Smart Boardingは、全社員がアクセスできる教育プラットフォーム” 「人」が全ての会社だからこそ、人財育成に注力していきたい

ITソリューション

課題
バラバラに保管されているナレッジを統一し、全社員共通の教育プラットフォームをつくりたい
対象
全職員

1985年から独立系IT企業として、ITソリューション事業・システム開発事業を展開するアイフォーコム株式会社様。ソフトウェア、ハードウェア、ネットワークのICT技術によるワンストップソリューションができることが強みで、「笑顔創造」~ Tech for smiles ~を経営理念として掲げています。 今回は、取締役社長 遠藤様、人財の採用や育成を担うマングロー部( Man:人 + Grow:育つ/成長する)の片桐様にお話を伺いました。

この事例のポイント

  • 知識・技術の共有を促進し、全社員がアクセスできる共通の教育プラットフォームをつくりたい

    2020年の新型コロナウイルスの影響により、それまでの対面研修が困難になり、オンラインで利用できる教育ツールを探していました。加えて部門ごとに勉強会や英語学習会の開催・知識や技術の共有をしていますが、それぞれが異なるクラウドを使用しており、特定の部門の人しかノウハウを知らないという"閉じた"状態にもあったのです。全社員がアクセスできる共通のプラットフォームに統一していきたいと考えていました。

  • 毎月の『Smart Boardingマガジン』の配信で、社員の利用度を加速!

    年に数回社内で研修を実施しており、Smart Boarding を研修の事前学習・研修中の活用・フォローアップとして組み合わせて活用しています。 また各事業部では、オリジナルのコンテンツ作成から配信にも利用しています。 更に、社内浸透を加速させていくために 『Smart Boarding』を説明する自社コンテンツの作成や月に1回『Smart Boardingマガジン』の配信もしています。

  • 「人」が全ての会社だからこそ、人財育成に注力していきたい

    Smart Boardingに統一化されたことで、ここに情報を置けば良いという安心感が生まれ、各事業部も積極的にコンテンツを作成・配信できています。学習管理の見える化・利便性・繰り返し学習できるという効果も感じていますね。「人」が全ての会社だからこそ、人財育成を通して社員を大切に、笑顔にしていきたいと考えています。

Smart Boardingなら社員教育の課題を解決できます!

利用者の声

知識・技術の共有を促進し、全社員がアクセスできる共通の教育プラットフォームをつくりたい

― Smart Boardingを導入された当時、抱えていた課題やきっかけがあれば教えてください。

片桐様

きっかけは、2020年の新型コロナウィルスの影響で対面研修が困難になったことです。当時、出社すること自体難しく、対面研修に参加することはできませんでした。そのため、オンラインで利用できる教育ツールを探していました。

 

遠藤様

オンラインで利用できる教育ツールを探していたもう一つの理由として、社内の勉強会や知識・技術の共有が効果的ではないと感じていたためです。もともと部門ごとに勉強会や英語学習会の開催・知識や技術の共有をしていますが、それぞれが異なるクラウドを使用しており、特定の部門の人しかノウハウを知らないという“閉じた”状態にありました。このような状況では、せっかくの知識や技術が共有されず、効果的に活用できませんでした。

 

そのため、知識や技術の共有を促進し、全社員がアクセスできる共通のプラットフォームに統一していくことが必要だと考えていました。

– 数あるサービスの中で、Smart Boardingをお選びいただいた理由を教えてください。

片桐様

学んだ内容をプロの講師と双方向でコミュニケーションをとりながらアウトプットできる実践トレーニングは非常に魅力的でした。また、自社でコンテンツやコースを作成できる点が、社内のプラットフォームとして使いやすいと感じましたね。さらに、コスト面でも納得できる価格であったことから、『Smart Boarding』の導入を決めました。

毎月の『Smart Boardingマガジン』の配信で、社員の利用度を加速!

― Smart Boardingをどのように活用されていますか。

遠藤様

大きく2つの方法で活用しています。

 

①年に数回社内で研修を実施しており、Smart Boarding を研修の事前学習・研修中の活用・フォローアップとして組み合わせて活用しています。

 

基本的に社内研修は片桐も所属しているマングロー部が主導しています。ただ研修をするべき全ての内容を完璧に教えることができるかというと、そうではありません。そこでSmart Boardingの学習動画を研修の教材にしてメンバー全員で視聴し、ディスカッションをします。マングロー部は研修を進めるナビゲーターになるのです。また研修中に視聴するだけでなく、事前の学習や新入社員研修ではフォローアップとしても Smart Boarding を利用していますね。

 

②各事業部では、オリジナルのコンテンツ作成から配信まで行っています。

 

それぞれの部署やワーキンググループで、英語勉強会やプログラミング言語・技術、入社した方向けのノウハウ集など、必要なものを作成しています。元々弊社の風土としてDIY(Do IT Yourself)のような何かをつくったり構築したりすることが好きな社員が多く、積極的にコースやコンテンツを作ってくれますね。コンテンツは動画だけでなく、パワーポイントやPDF、WEBページの埋め込みなど、様々な形式で作成されており、オリジナリティに富んだ学習コースができています。

 

その結果、今まではバラバラで保管されていたノウハウが、Smart Boardingという共通のプラットフォームに蓄積できています。マングロー部としても「この部署の○○のノウハウは、違う部署に共有したら相乗効果が生まれそう!」と全社的なナレッジ把握が容易になりました。

― 社員の皆様に Smart Boardingを活用いただくために、意識していることや工夫はありますか?

片桐様

あります!①『Smart Boarding』を説明する自社コンテンツ、②Smart Boardingマガジンの2点についてお伝えします。

 

①人事だけでなく各事業部の活用を進めていきたいと考え、『Smart Boarding』を説明するコンテンツを作成しました。

 

ゆくゆくは全社の教育プラットフォームとして浸透していきたいと考えていたので、まずは各事業部の方に理解してもらう、使ってもらうことが重要だと考えていました。私が作成したコンテンツでは、Smart Boardingの基本的な操作方法や機能について解説しています。各事業部の管理者が動画を視聴し、疑問点や質問があれば直接私に問い合わせいただくこともありました。社内浸透のきっかけは、各事業部の理解を深められたこの説明コンテンツにあったと思いますね。

 

②さらに、月に1回、マングロー部から『Smart Boardingマガジン』を配信しています。

 

『Smart Boardingマガジン』では、社内ホームページを通じてSmart Boardingに関する情報を広く伝えることが目的です。実践トレーニングの講師紹介や参加者の感想、活用事例の紹介など、実際の利用体験や情報を掲載しています。誰しも最初は、他社の参加者がいる実践トレーニングに参加するのは心理的ハードルがあったり、コースに配信されていても知らない・見たことのないコンテンツもあると思います。そこで、定期的にマングロー部から情報発信していくことで、社員の心理的ハードルを下げたり、新たなコンテンツを知るきっかけを生み出せたらと思っています。

 

遠藤様

確かに、定期的な情報提供は重要ですよね。Smart Boardingマガジンの配信により、社員に計画的にSmart Boardingに関する情報を届けることができます。定期的な案内があることで、社員がSmart Boardingを忘れずに利用する意識を持ち続けられますし、新しいコンテンツや活用方法に対する関心も維持できます。

 

計画的かつ定期的な情報発信は、Smart Boardingの社内浸透を促進するために非常に大切だと考えています!

共通の教育プラットフォームのみならず、学習管理の見える化も実現できた

― Smart Boardingを活用して感じる効果、具体的なエピソードはありますか?

片桐様

導入の目的である、ナレッジを共通のプラットフォームで蓄積することが可能になり、その効果を実感しています。Smart Boardingに統一化されたことで、ここに情報を置けば良いという安心感が生まれ、各事業部も積極的にコンテンツを作成し、配信しています。以前は異なるクラウドを利用していた社員も、Smart Boardingを見れば必要な情報が得られるという認識に変わりつつあると思います。

 

遠藤様

部門によっては必ず参照してほしい学習コースを作成しており、「学習管理の見える化」も実現しました。管理者はいつでも簡単に、メンバーのコンテンツ視聴状況を確認できます。もしメンバーが視聴していない場合は、積極的に視聴するよう促すこともできるようになりましたね。

 

片桐様

社員からの声としては、「学びたいことを検索できる」ことに加え、「学んだことを検索できる」のが良いとのことです。以前の集合研修では主に紙媒体の教材であったため、復習する際に「どこに書いてあったかな?」と探す手間がありました。しかし、現在は Smart Boarding の検索バーを活用すれば、新たに学びたい内容はもちろん、瞬時に過去に学んだコンテンツやその時に自分で書いたメモを表示させられるため利便性が高まっています。

 

さらに、「繰り返し学習できる」ことも評価されています。これは新入社員や弊社に入社したキャリア採用の皆さんより、自社の運用ルールや自社製品といった情報を繰り返し好きなタイミングで学ぶ事が出来るため、自分が気になることを納得いくまで学べるとの声をよく聞きます。実践トレーニングは業務の調整が付けばいずれも参加が可能であり、プロの講師や社外の受講者との学習や交流ができる点が特に好評です。マングロー部としては、実質的に講師を雇っているのと同じ効果が得られると考えており、今後も実践トレーニングの活用度を高めていく予定です!

 

「人」が全ての会社だからこそ、人財育成に注力していきたい

― マングロー部の活動や Smart Boardingマガジンなどお伺いしましたが、貴社にとって人財育成とはどのようなものでしょうか?注力している背景や想いがあれば、教えてください。

遠藤様

私たちの会社は、「人が全て」です。人の成長=会社の成長と言ってもいいと思います。ITソリューションというのは、社員が「どんな知識・ノウハウを持っているのか?」、「どんな考え方を持っているのか?」という点がそのままプロダクトやソリューションという形になって立ち現れる仕事です。一人一人の社員が持つ考え方や知識が集まって初めて私たちの会社が成り立ちます。そのため、「人」は非常に大事であり、宝だと考えています。

 

弊社の経営理念は「笑顔創造」~ Tech for smiles ~です。まず社員が笑顔になり、するとお客様も笑顔になります。社員がどのような状態にあるのかが大変重要であり、人財育成を通して社員を大切にしていきたいと考えています。その結果、会社としてもより良いサービスや業績を生み出していけると信じています。

 

― 今後、Smart Boardingをどのように活用してきたいですか?

片桐様

今後は、自社プロダクトの紹介動画を作成していく予定です。これは、いわゆる社内広報の一環です。自社のプロダクトがどのようなものかを伝えるだけでなく、プロダクトが生まれた背景や苦労も含めて伝えることで、自社の取り組みをより深めてもらいたいと考えています。

 

遠藤様

弊社は約300人(インタビュー当時)の規模の会社でして、自部門に関する知識はあるものの、他の部署については十分に把握していないメンバーも増えてきていると考えられます。事業部の成長に伴い、社内の情報共有がますます難しくなっています。 しかし、社内のサービスや製品に関する知識は、重要です。お客様からの質問に答えるだけでなく、自身が所属する組織に対する理解を深め、社員のエンゲージメントを向上していくことにもつながると考えています。 そのため、マングロー部のメンバーと協力して、自社プロダクトの紹介動画を作成していきます!

 

―貴重なお話、ありがとうございました!

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