株式会社ハナヤマ

学習管理の効率化だけでなく、管理者・部下の教育を促進できている!

玩具等製造販売

課題
体系化した研修制度がない中で、新しく入社したメンバーを育成したい
対象
一般層,中堅層

「感動連鎖企業」という経営理念のもと、昭和8年(1933年)からファミリーゲーム、立体パズル、ビンゴ、玩具等製造販売を展開する株式会社ハナヤマ様。ビンゴカードの国内シェア7割や、世界50カ国以上で販売するおもちゃの製造から販売を手掛けています。創業90周年を迎えた今、玩具専門店だけでなく書店やアウトドアイベントといった販路への拡大にも成功し、世代や性別を問わず幅広いお客様に「楽しさ」を届けています。

今回は、社内で教育を担当されている管理部の本橋(もとはし)様にお話をお聞きしました。

この事例のポイント

  • 体系化した研修制度がない中、急務で”新入社員”の育成をしたい

    以前から体系化した研修制度がないことに課題を感じていました。新型コロナウイルスにより会社の状況が変化し、一部の社員が離職しました。優先して新しく入社した社員の育成を行いたいと考えて、 Smart Boarding の導入を決めました。新入社員育成だけでなく、必要に応じて各社員に合わせた教育コンテンツを提供したいと考えていました。

  • 社内を巻き込む&仕組み化で「部門別学習コース」や「3種類の全社テスト」の実践に成功!

    ①部門ごとの学習コース、②3種類の全社テスト、③適宜必要なコースの3つの方法でSmart Boardingを活用しています。特に社内全体を巻き込むことで浸透を促進させ、育成と評価の連動もできています。加えて定期的な「仕組み」に組み込むことも大切にしています。

  • 学習管理の効率化だけでなく、管理者・部下の教育を促進できている!

    ①テストの配信から点数・受講状況が一目で把握することができ、効率的に学習管理ができています。②管理者の立場にいる多くのメンバーはしっかりと管理者教育を受けていないので、Smart Boardingのコンテンツから「自分が管理者として部下にどのように接するべきか」学んでいます。③「部門別の学習コース」の実施により、いちいち全員に説明をしなくても、各々が時間があるときに動画を確認してくれるので、かなりの指導する側の時間が短縮できていると感じます。

Smart Boardingなら社員教育の課題を解決できます!

利用者の声

体系化した研修制度がない中、急務で”新入社員”の育成をしたい

― Smart Boardingを導入された当時の人材育成や組織の課題を教えてください。

本橋様

以前から体系化した研修制度がないことを課題に感じていました。自社に教育制度が整っていなかったので、過去には他の企業の研修プログラムに参加することもありました。しかし講師によって教育内容が異なり、学びの方向性に一貫性が持てず、「ずれ」があると感じていました。

 

そんな中、新型コロナウイルスの発生により、会社の状況が変化しました。一部の社員が離職し、新しいメンバーが入社しました。今まで社員が辞めることは滅多になかったので、弊社にとっても大きな課題であると感じましたし、何より新しく入社した方への教育を最優先に行おうと考えました。

ー人財育成を見直そうとなった時、なぜSmart Boardingをお選びいただいたのでしょうか。

本橋様

実は、私たちは以前からSmartBoardingの前身である「トレセン」というFCEさんのサービスを活用していました。トレセンは、対面の研修を受講できる教育プログラムで、他社の方と一緒に学ぶ機会があり、社内の連帯感を高めるために導入していました。また「メルマガ」というFCEさんからのメール配信で、そこで働く方の気づきや学びを定期的に拝見していました。そのおかげか、FCEさんをずっと覚えていました。

 

Smart Boardingというサービスを営業の方にご紹介いただいたことがきっかけで、導入を決意しました。特に、新しく入ってきた社員の方にはSmart Boardingの中にすでにある「新人向けのコース」を見てもらい、必要に応じて各社員に合わせた教育コンテンツを提供したいと考えていました。

社内を巻き込む&仕組み化で「部門別コース作成」や「3種類の全社テスト」の実践に成功!

― Smart Boardingをどのように活用されていますか。

本橋様

主に3つの方法で活用しています。

 

①1つ目は部門別の学習コース」です。弊社には営業部、管理部、マーケティング部、商品開発部、生産管理部の5つの部門があり、それぞれで必要になる学習項目は異なります。そのため、各所属長と連携し、部門ごとの学習コースを作成しています。どのような学習を行うか、毎月1回コースを見直し、設定・配信しています。

 

②2つ目は「全社テスト」です。現在、3種類のテストを実施しており、中にはテストの結果が人事評価に影響するものもあります。1つ目のテストは、四半期に1度行われる月例報告会の冒頭30分で、社員全員が一斉に受講します。テストの内容はSmart Boardingの動画から作成しています。テストを受けることでインプットだけでなくアウトプットをし、「業務に活用できる」状態になってほしいですね。

 

2つ目のテストは、経営計画書という冊子の内容を確認するもので、年に2回実施しています。将来的には、社員が経営計画書の内容を理解し、自ら行動できるようになってほしいと考えています。経営計画書は作成してから15年ほど経っておりますが、なかなか社内に落とし込めておりませんでしたので、社員が意識するきっかけにしたいこともあり、テストを導入しました。

 

3つ目のテストは、品質管理関連のISOに関するもので、年に1回実施しています。私も確認をしますが、ISOの管理責任者がテストを作成しています。

 

③更に、経理向けの「インボイス制度」や「お客様相談センター」など、必要なコースも適宜作成しています。Smart BoardingではYouTubeからの動画も組み込むことができるため、「これは絶対に理解しておいてほしい」という内容は何度も見返せるように、独自のコースを作成して視聴いただいています。

― 活用を進める中で、工夫や意識していることはありますか?

本橋様

工夫している点として、①社内全体を巻き込むこと②仕組み化の2点を共有させてください。

 

①社長、所属長、ISO管理者など、様々なメンバーと協力して社内全体を巻き込むことを大切にしています。 社内での浸透を促進できますし、育成と評価を連動することもできました。

 

特に部門別の学習コースでは、多くのプレイングマネージャーが部下の育成になかなか手が回らない状況を打破するために始めました。社長から「管理者が部下の育成をしなければ会社は成長できない」という指摘をいただき、所属長が自ら動画コンテンツを選び、部門別に必要な学習コースを作成・配信をしようとなったのです…!

 

②月例報告会の冒頭30分で全社テストを実施するように、不定期に実施するのではなく、定期的な「仕組み」に組み込むことも大切にしています。部門別の学習コースの動画選定も管理者が参加するマネジメント会議(月1回)で決めています。管理者が取り組むべき項目が記載されたチェックリストの中に、動画の選定も入れています。このチェックリストがや実行できていない場合、管理者の評価にも影響するようになっています。

学習管理の効率化だけでなく、管理者・部下の教育を促進できている!

― Smart Boardingを活用して感じる効果、具体的なエピソードはありますか?

本橋様

主に①学習管理の効率化②管理者教育③部下の育成ができたと感じています。

 

①テストの配信から点数・受講状況が一目で把握することができ、効率的に学習管理ができています。今まではエクセルでテストを作成・配信し、集計も1件1件確認しながら行っていたのです…。加えてテストの実施により、今までは配信された動画を”なんとなく”見ていた社員がテストに向けてメモを取りながら視聴してくれるのも良い変化です。

 

②今管理者の立場にいる多くのメンバーはしっかりと管理者教育を受けていないので、Smart Boardingのコンテンツから学んでいます。特に1on1を取り入れてからは、「自分が管理者として部下にどのように接するべきか」、学んだ内容を意識して、実践するようになりました。以前部下とうまくいかなかった場面も、徐々にコミュニケーションが取れるようになり、今では良い関係性を構築できていると聞いています。

 

③「部門別の学習コース」の実施により、いちいち全員に説明をしなくても、各々が時間があるときに動画を確認してくれるので、かなりの指導する側の時間が短縮できていると感じます。>「今部下にどんな知識・スキルが必要か?何を理解してほしいか?」といった内容を動画配信することは教える側の負担軽減にもつながっています。ができたと感じています。

― 今後の展望について、お教えください。

本橋様

今後は、「専門的な知識・スキルの向上」を強化していきたいです。当社の社員は1つの部署でさまざまな業務を担当したり、兼務をしている社員もいます。しかし、おもちゃメーカーとして特に「商品開発」は極めて重要な要素です。率直に言えば、良い商品があれば売れますが、商品が優れていなければ、どんなに優秀な営業担当者でも売り上げは上がりません。ですので、まずは「商品開発」に焦点を当て、社員に向けてセミナーや専門的なコンテンツを提供し、専門的な知識・スキルの向上をしていきたいです。

 

またいずれはトレセンを活用していた頃のように、「社員が自発的に参加したくなるような教育の環境」を作っていきたいですね。やらされ感で受講するのではなく、自ら受けたい・学びたいと思ってもらえるような工夫をしていきたいと考えています。

 

―貴重なお話、ありがとうございました!

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