2024.11.19

2024.11.19

  • キャリアアップ
  • チーム・組織づくり

簡単に教えてもらおうとしてくる人にイライラしてしまう

こんにちは、
FCEトレーニング・カンパニーの
神山です。

~自己紹介~
Webデザイナー、コーダーとして在宅勤務中心で働いています。

最近嬉しかったのは、友人と美術館に行く日にちょうど晴れてくれ、気持ちよく初夏の散歩ができたことです。

「教える」側のイライラ

今回は、友人に教えてもらった投稿がすごく良かったので、ご紹介したいと思います。

作家の結城浩さんがSNSで質問に答える、という企画の1つで、「教える」ことについて考えさせられる内容でした。(※1)

以下、ざっくりとした内容と自分なりの考察です。

質問はSEの方によるもので、

「自分が身につけた技術について
 簡単に教えてもらおうとしてくる人に
 イライラしてしまう、

 今まではイライラすることなど
 なかったのに自分に対して戸惑いがある」

という内容でした。

これを読んで、正直、
めちゃくちゃ質問者の気持ちがわかる…!

と思ってしまいました。

自分が苦労して覚えたスキルを、なぜ他人に教える義理があるのだろう?

そんなことをして、他人が私の持っているスキル以上にできるようになってしまったら、私は必要なくなり、損をするのではないか?

私は派遣社員として転々と働いていたことがあり、こういった考え方が強くなっていました。

しかし、回答を読んでいくうちに考えが変わっていきました。

イライラの中には何がある?

結城さんの回答では、自分の体験の話になるが、イライラする気持ちを深掘りしていくと自分に対する不安があった、と書かれていました。

不安の中身は
「自分はもう新しいことを学べない、進歩も遅い、だから今持っているものを抱え込もう」
とする気持ち、だと分析されています。

ハッとしました。

自分の奥深くに、不安がある。

私の場合、自分への自信のなさに加え、他の人は親切に教えてはくれなかった、技術を見て習うしかなかった、という不公平感、不満のような気持ちも強いと感じました。

実際に派遣で切られたりもしており、社会に対する見捨てられ不安も強いです。

でも、こんな気持ちを抱えているのは、とてもつらい。

出来ることなら、気持ちよく教えられるようになりたい。

そのために、どう行動したらよいのか、自分では思いつきそうにありませんでした。

発想の転換

さて、それに対して結城さんはどう行動したか?がすごいのですが、なんと、
「もっとも良いところを人にあげてしまおう」(※2)
と真逆の発想をし、手放していったのです。

さらに、そうすることで逆に「自分の中にある、誰にも奪えないもの」がはっきりわかるようになったそうです。

さらには、身軽になった分、別のインプットもでき、周囲の方から良いものをもらう機会も増えたそうです。

寓話のようですが、目からウロコでした。

自分の中にあった固定概念が、一つ解けたような気がします。

結城さんは、
「もっとも良いところを人にあげてしまおう」
実行するのは恐怖を伴うともおっしゃっていて。

今すぐ100%実行するのは難しいかもしれませんが、少しずつでもやっていこうと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

読んでくださった貴方に、少しでもヒントになれば幸いです。

以上、神山でした。


(※1結城浩さんの投稿まとめ)
https://rentwi.hyuki.net/?1536255703538667520
(※2結城浩さんの参考図書)
G・M・ワインバーグ『コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学』
マーケティングの第七法則「最良のアイディアは彼らにやってしまおう」(p.190)


PS
自分の苦労を過大評価し、他人の苦労を過小評価する。バイアスにも気づくことができました。
自分の底意地の悪さに気づくたび、ウェ~ってなりますね…

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