2024.11.19
2024.11.19
先にお伝えします。
「報告の原則」とは、「TALK」なんです!
話す、という意味ではなく、ある4つの言葉の頭文字です。
● T →タイムリーに報告する(Timely)
● A →アラームを鳴らす(Alarm)
● L →期待レベルに合わせた報告をする(Level)
● K →結論から報告する(Ketsuron)
どれもものすごく大切なのですが、
今回はこの中でも「K」=結論から報告する、
についてお伝えしたいと思います。
「まあ、結論から言う、っていうのはよく聞く話だよね・・・」
と思われた方!
実は、そうなんです!その通りなんです!
「結論から言う」ということが、
ビジネスでは求められています。
学生ですら、ビジネスでは結論から話す必要がある、
ということくらいは知っているのではないでしょうか?
それにも関わらず、なぜ「できない」のでしょう?
なぜ多くの人が、
(もしかしたら、あなたの部下や、あなた自身も)
「結論」から話せないのでしょうか??
正直なことを言うと、わたしはずーっと悩んでいました。
「結論から言うべきだ」と思っていても、
「きちんと説明しよう」と思うと、話が長くなってしまう。
すると、上司からはしょっちゅう
「で?」
「結論は?」
と話の途中で聞き返されてしまい、
余計に言いづらくなり、さらに話が長くなる・・・。
そんな悪循環で落ち込んだこともありました。
でもある報告の最中、上司にこんなことを言われたのです。
「で、今何をわかってほしいの?」
別に何か食って掛かっていたわけではありません(笑)。
その時わたしはこう答えました。
「わたしは今、○○さん(上司)に指示された仕事の、
進捗状況をわかってほしいと思っています」
すると、一言。
「なんで?」
内心は『・・・“なんで?!”いや、仕事の報告は普通すべきなんじゃないの?!』
と一瞬殺気立った気持ちにもなりましたが(笑)、
一応、うーん、なんでだろう、と考えてみました。
一生懸命頭をひねってでてきたのは
・自分の仕事を、きちんと期待通りに仕上げたいから
・良いアドバイスがあれば聴きたいから
・きちんと進捗していることを理解し、安心してもらいたいから
というような理由でした。
そこまで考えてみて思ったのです。
報告には、本来自分にとってこのような「目的」があるにもかかわらず、
わたしが上司に思っていたのは、とにかく
「わかってほしい!」ということだけでした。
一生懸命にやっていることや、きちんと考えてこういう結果になったんだ、
ということを「わかってほしい」と思い、
あれもこれもと説明していたのです。
上司は、思った以上に部下の努力を知っています。
だからこそ、今足りない部分を補おうとしてくれているのに、
「わかってほしい!」という気持ちだけで
ただ闇雲に伝えても、時間の無駄だな、とその時思ったのです。
その時から、わたしは「報告」に目的を持つようにしました。
主な報告の目的は
『いち早く目標達成する為に、適切なアドバイスをもらうため』
そのためには、早く、正確に情報を伝えなければいけません。
そうすると自然と「結論」から話したほうが、
いいな、と思えるようになったのです!
弊社にはこの「結論から報告する」という言葉に、こんな補足がついています。
「指示者が知りたいのは、その業務の結論であって経過ではない」
もし、あなた自身が、
もしくはあなたの部下が。
結論から報告ができず、「経過」を話すことに夢中なのであれば、
「その報告の目的」を確認し、見直してみるといいかもしれませんね!
きっと、一気に「コミュニケーションのスピード」が上がるはずですよ!
この記事を書いたコンサルタント
株式会社FCE
(編集部)
株式会社FCE 人材育成コラム編集部です。 人材開発/研修を検討中の方、組織力の向上を目指し情報収集をしている方向けに有益なコンテンツを発信していけるようサイト運営をしております。
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